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かゆみを伴う皮膚湿疹は放置せず薬で治す

2019年11月25日

皮膚湿疹は皮膚の上皮層の炎症であって、時には激しい掻痒感を伴いながら発疹や水疱・発赤などの外見上の変化が発生する症状のことです。時間経過とともにはれてきたり、発疹同士が結合してみみずばれになったり、角質がうろこ状に落ちたり等の変化が起こるとがあります。湿疹にはジクジクと水分を多く含むものであったり、乾燥が目立ったりなど、さまざまな兆候を示すのが特徴です。典型的な症状には、かゆみを伴う赤い発疹や水疱、かゆみのあまりかきむしることによる創傷・かさぶたなどが見られます。見た目に赤く変化するのは、炎症が発生していることを意味します。炎症とは免疫反応の一つで、細菌やウイルスなどの外敵が侵入した場合に、これを排除するためにリンパ球や白血球などが凝集しているなどの変化が起きている状態です。特定の物質は強烈な免疫反応を引き起こし、脂肪細胞からヒスタミンが分泌されるアレルギー反応が炎症の原因になっていることも珍しくありません。かゆみを伴う皮膚湿疹には、言うまでもなく発生する原因が隠れています。なんらかの方法で炎症を抑制しない限り、放置すれば状況は悪化の一途をたどるのが一般的です。かゆみを感じた場合にかきむしる行為を我慢すれば、コンディションを悪化させることなく治癒させることができるとの見解もありますが、しばしばかゆみ症状は激しく、意思の力でかきむしる行為を抑制するのは困難です。従って、皮膚湿疹はかゆみなどの自覚症状があるなら我慢しないで、治療薬を使用して積極的に治すことが賢明です。ただし、治療薬を選ぶ時には湿疹の原因の見極めが重要になってきます。
例えば、なんらかのアレルギー症状が原因と見られる蕁麻疹などでは、ステロイドホルモン配合軟膏などが有効です。アレルギー反応状態では、必要以上に炎症反応が起きているのです。ステロイドホルモンは免疫反応を抑制する作用に優れているので、アレルギーが原因の湿疹に優れた効果を発揮します。同時に、かゆみを抑えるには消炎鎮痛剤を配合した軟膏も有効です。特に虫さされでは、かゆみさえコントロールできれば症状は沈静化していきます。
仮にかきすぎて傷口ができてしまったときは、放置しないで消毒などで清潔を維持するほか、細菌感染による化膿などが懸念される場合には、抗生物質を配合したステロイドホルモン軟膏なども効果的です。
皮膚湿疹の治療では、かゆみのコントロールと化膿などに進展しない適切な処置がうまく切り抜けるポイントと言えます。